チーク材の造作家具との相性を考えてグレートーンにまとめたキッチンは
空間に溶け込みながらもしっかりとした存在感を放っています。
カウンターのカラーはご主人よりグレー系でのご要望を頂き
ちょうどお打合せのタイミングで登場した
セラミックトップの新柄・グレーストーンをご提案。
扉はカウンターに調和するシンプルな無地のグレージュをご採用頂きました。
こだわりのカウンターには特注のステンレスシンクを組み合わせました。
実はこのシンクを採用するにあたり奥様から
「シンクとカウンターの継ぎ目に入るコーキングが掃除しづらくてストレスなんです。」
という心配の声を頂きました。このご意見は他のお客様からも非常に多くいただきますが
SOWELではお手入れ性を上げる為、表面にはコーキングが出ない手法でシンクを取付けます。
サンプルをご覧いただきながら製作方法を説明しご納得の上で採用に至りました。
特注シンクは、よりお掃除が楽になるよう段差や突起のないフラットな形状。
洗剤カゴ付きの水切りカゴもシンク形状に合わせて特注で製作しています。
洗面所へ続く通路の動線上には家電収納・パントリー機能を持たせたトール収納をプランニング。
向かって左側がパントリー収納となっています。
壁側のキッチン奥行は冷蔵庫に合わせて700mmと少し深め。
そのままの奥行の可動棚だと深すぎて、奥のものが取り出しづらくなってしまいます。
そこで可動棚はあえて奥行450mmに。開き扉の裏にドアラックシステムをつけることで
物が取り出しやすいように工夫をしています。
最下段はウォーターサーバー用のタンクをなるべくたくさん収納したいとのご要望で
奥行や棚の高さを調整し最大6本まで収納可能なスペースを確保しました。
向かって右側は家電収納。
生活感が出ないよう、炊飯器や電子レンジなどの家電類を隠してすっきり収納することができます。
扉は引込み戸となっていて家電使用時に邪魔になることもありません。
ご夫婦のそれぞれのご要望を叶えた
グレートーンにまとめつつも
ダークグレーやステンレスカラーをアクセントに
キリっとした端正な佇まいのキッチンの完成です。
キッチン:SOWEL
設計:(株)フォルム設計
キッチンカウンター:セラミック(GARZAS)
扉:メラミン化粧板
フード:ARIAFINA Federica
食洗機:Miele W600
加熱機器:Miele
水栓:KOHLER